誕生石を入れた木の指輪 ダイヤモンド(4月の誕生石)

木の指輪に宝石を入れることはできませんか？
今まで何度もお問い合わせを受けてきましたが
寄木の指輪に穴をあけ接着剤で宝石を固定するだけでは
大切な宝石が外れる可能性がありましたので実現できませんでした。
しかしこの度、木材をテープ状に切り出しリング状に張り合わせた曲木という技法を使い
宝石をしっかりと固定することに成功しました！やった！

まず、ベースとなるリングの形状を作ります。
宝石の大きさに穴をあけ宝石を仮止めします。
その上から宝石よりほんのわずかに小さな穴をあけたテープ状の板を張り合わせます。
宝石を木の指輪の中に包み込み、接着剤の力だけでなく木材の圧力で宝石を確実に捕まえるのでしっかり固定できます。
また、光が入るように宝石のクラウン部分が木材より出るように調整しています。
金属の指輪のように爪で宝石を留めないので引っ掛けることがありません。
パチンと手ごたえがするほど精度よく宝石に木材をはめ込みますのでパズルセッティングを名付けました。木の指輪屋さんオリジナルの技法です。

4月の誕生石はダイヤモンドです。
類まれな硬さと光沢、そして伝統に支えられた「宝石の王」ダイヤモンド。硬度10という天然で最も硬い物質ゆえ「征服されざる」という意味を持つ、ギリシャ語（Adamas）名付けられました。和名は金剛石です。
（参照　価値がわかる宝石図鑑　諏訪恭一）

木の指輪に宝石を入れるようになっていろいろな宝石を入れているのですが、 ダイヤモンドのきらめきは格別です。木材の色に負けることなく強く光を跳ね返し 制作者自身がうっとりとするほどです。
やっぱりダイヤモンドは「宝石の王」なのだと思います。 木の指輪にどの宝石を入れるかお迷いでしたらダイヤモンドはお勧めですよ。

宝石は直径2ミリです。
木の指輪の幅は４ミリ幅・６ミリ幅・８ミリ幅・１０ミリ幅から選べます。
上の写真は2ミリの宝石を入れた4・６・８・10ミリ幅の指輪をはめたときのサイズ感です。
（白（樺 かば）にガーネットを入れた幅感参考写真です）
幅広の指輪の場合は0.5～2号ほど大きめを選んでください。
私は通常9号サイズです。現代女性の一般的なサイズです。
4ミリ幅　9号でちょうどいいですね。厚みも薄いので金属の指輪と変わらない着け心地です。
6ミリ幅　9号ではちょっときついですね。9.5～10号がちょうどいいようです。
8ミリ幅　10～10.5号がちょうどいいです。
10ミリ幅　10～10.5号がちょうどいいです。

指の形状により装着感は変わりますので、あくまでも参考としてくださいね。

木材は白（樺：かば）・黄（イエローハート）・黒（黒檀） から選べます。

きめが細かく上質感のある木材の中から1～30号まで安定して曲げることができること、
また色違いのペアリングにしたときに各木材の光沢・硬質感が拮抗するような木材を選べました。

白（樺 かば）：木肌がとてもきめ細かくシルクのような光沢があり、
　日本人女性の肌色によく合います。木の指輪屋さんおすすめの木材です。
黄（イエローハート）：鮮やかな黄色の木材で、なめらかな木肌を持ち美しい光沢があります。
　時間がたつと濃い色になっていきます。
黒（黒檀 こくたん）：黒檀は硬く緻密な木材です。青みを帯びた黒色になっています。

生まれた月の誕生石を身に着けていると災難をよけ幸せが来ると言われています。
その起源は古く「旧約聖書」の「出エジプト記」の中にイスラエルの妻子が着る式服の胸当てに種類の異なる12個の宝石がはめ込まれていたことが誕生石の始まりといわれています。
18世紀ごろにはポーランドに移住したユダヤ人が、婚約指輪に女性の誕生石を贈る風習を広めました。

1月の誕生石　ガーネット
2月の誕生石　アメジスト
3月の誕生石　アクアマリン
4月の誕生石　ダイヤモンド
5月の誕生石　エメラルド
6月の誕生石　ムーンストーン
7月の誕生石　ルビー
8月の誕生石　ペリドット
9月の誕生石　サファイア　アイオライト
10月の誕生石　トルマリン
11月の誕生石　トパーズ　シトリン
12月の誕生石　タンザナイト　ブルージルコン

誕生石を入れた木の指輪は10000yen～です。誕生石によって価格が異なります。
もちろん誕生石でない宝石も木の指輪に入れることができます。
宝石を入れた木の指輪のお見積もりはお問い合わせよりお願いいたします。
宝石の仕入れ値により価格が変動しますのでお見積もりの有効期間は3か月になります。